第58回 世の中の大抵のことはシンプル

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いいことば(鳥居)/シンプルさ/携帯電話の説明書/DRY(Don’t Repeat Yourself)原則とオッカムの剃刀/選んでいないもの/leave no stone unturned/一点突破の頑張り/タリーズでのできごと(鳥居)/偏見に気付く/自分の存在が許される瞬間/自分は何者なのか?(モル)/発達障害の疑い/最悪のパターン/個性/認めること/ステレオタイプ化の弊害/単なる無能説/コンビニと猫/野生の終わり/死を悟った猫は自ら姿を消す説/ペットとエゴの自覚/虹の橋/暗部/フクロウ/暗さ/おわり

プロデューサー(起案/web管理):モル
ディレクター(番組構成):鳥居
サウンドディレクター(音源編集/ジングル):ワニ

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参考

<p>編集後記: あまり書かなくなりましたね、これ。僕の自己満足のためのオマケのようなものだから別に読まなくたって、いいんだからね?

さて、話の中に出てきた「頑張り」についてですが、私はひたすら同じことをやり続ける、そのためなら他のものを排除するという頑張りには限界が来ているような気がします。

あなたは複雑で膨大な迷路が書いてあるプリントを渡されたら、どうやって攻略しますか?たぶん、スタート地点から袋小路に突き当たるまでペンで線を引いて、ダメだったら前の分岐にもどってやり直すはずです。もちろんダメだったルートはダメだったとわかるように印をつけてからそれ以外のルートで再チャレンジします。当然ですね?これが最も確実で汎用性のあるやり方だからです。でも、これを現実でやろうとすると泥臭いし、かっこわるいとみなされがちです。学術分野でも成果の出ない研究は評価されず、予算がつきません。これも当然のことのように思われるでしょう。しかし、こういった芽の出なかった研究でも、膨大にある選択から見込みのないルートをひとつ排除できたという点においては、非常に価値がある研究だとみなすべきだと思います。もちろん、広い世の中には一発で正解の選択肢を見つけられる人もいるかもしれません。しかし、私達の大半はそうではないし、そのことに自覚的になるべきです。

この方法が最善であると思ったらそれを突き通す、これがベストであることは間違いありませんが、自分にとってなにが最善なのか?それは多数の選択を試してからやっとわかってくることです。目指すべき方向がわからないまま「頑張れ」と言うのは「目隠しをしたまま全速力で走れ」というようなものです。目的地につかないばかりか、疲れ果てて怪我も負いかねませんね?だからまずはこれまで選んでいなかった選択を洗い直してみて、力を注ぐべきところを見つけるというのが今の私の目標なんです。必要のないモノは片っ端から捨てていくし、自分で選んだわけでもないキャリアにもしがみつかない。そういう生き方を探していこうと思うんです。(モル)

(モル)</p>

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