これまでのあらすじ
鬱屈した生活を送っていたモルモットは、中学からの知り合いである月を誘いニコニコ生放送でコミュニティ「月モル」を打ち立てた。
顔出しをする代わりに口パクするキャラクターが文学や映画などについて話す番組である。視聴者はなかなか集まらなかったが、それは楽しい時間だった。
しかし、放送開始から2年目を迎える頃、映画を視聴して紹介するコーナーを定期的に配信していた頃、月が来なくなった。
僕は月の脱退により新たな方向性を模索することにした。ニコニコ生放送にも限界を感じていた。新たな形態を模索した結果、ポッドキャスト番組を始めることにしたのだ。
僕は月の友人であり月モルにもよく来ていた鳥居くん、放送の常連だったワニさんをメンバーとして誘い入れた。
見切り発車で始まったのが「君がモルモットになる前に」である。
「君がモルモットになる前に」は見切り発車ながら、蓄積されるコンテンツをつくり上げるのはとても楽しかった。僕はなけなしの知識を絞り、サーバーを借りてWordPressでサイトを作った。
しかし、サーバーのトラブルでその全てを失った。サーバートラブルは解決せず、新規にサーバーをレンタルしたため、購読者が離れてしまった。とりあえずの最終回を作り、仕切りなおすことを決めた。
そして誕生したのが新生「キミモル」である。