#author("2016-09-12T10:47:59+09:00","","")
#author("2016-09-12T11:39:04+09:00","","")
[[FrontPage]]
-賢馬ハンス
--https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%A2%E9%A6%AC%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9
---計算ができる賢い馬がいたらしい。しかし、調べてみると単に周囲の人間の反応を見て望まれる動作を返したに過ぎなかったというお話
---個人的な解釈:ハンスの場合、大体はうまくいったけど、観客が正解を知らない問題が出された時に馬脚を現したという。人間社会に置き換えても、周囲の顔色をうかがえばそこそこ正しい答えに行き着くだろう。そういう処世術でしのげることが多く存在する。ただし、悪意を持つ人間に誘導されたりとか、知識や経験の不足で誰も正しい判断が下せない場合とか、自分個人にまつわる問題にはてんで無力な方法である。結局のところ、空気を読む力は自分で考える力とは別物なのだ。

-オッカムの剃刀
--https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%89%83%E5%88%80
---「物事を単純に考えろ(説明しろ)」というときに必ずと言っていいほど持ちだされる概念。何かを説明するときに余計な理由を付け足してはならないというもの。
---個人的な解釈:科学分野ではよく用いられるが、それ以外の分野ではあまり用いられない気がする。なんにつけても世代の問題とか戦争、性別の問題に結びつけようとするのは好ましくない。その要素を排しても説明がつくのなら積極的に削ぎ落とすべきだ。スポーツの実況とかもイライラしてしまう。監督やファンの思いが試合展開に関係するとは思えないのだ。その情報は関係ないよねってことが多い。直接的な関係のないことですが的な前置きがあるならトリビア的に楽しめるのだが。メンタルの問題でゴリ押しするのも近いものを感じるが、それはメンタルという単一の要素で全てを決めようとするため、むしろそぎ落としすぎに近く、別の問題なのかもしれない。
---壊れたものを治すときには特に意識することである。問題がどこにあるかを切り分けないことには修理や交換のしようがないからだ。エンジンオイルの問題だけで車を買い換えるのはアホらしいし、プロに任せずとも誰にでもできることだ。
---携帯電話のプランはオッカムの剃刀の真逆を行くことで収益につなげていると言える。どのサービスを欠いたら不利益を生じるのかが顧客にわからないようになっているからだ。これは客と販売側の情報格差があってこその話である。この差が埋まってしまったら商売にならないだろう。

-『悪童日記』における作文のルール
--「ぼくらには、きわめて単純なルールがある。作文の内容は真実でなければならない、というルールだ。ぼくらが記述するのは、あるがままの事物、ぼくらが見たこと、ぼくらが聞いたこと、ぼくらが実行したこと、でなければならない。たとえば、『おばあちゃんは魔女に似ている』と書くことは禁じられている。しかし、『人びとはおばあちゃんを<魔女>と呼ぶ』と書くことは許されている。」
「感情を定義する言葉は非常に漠然としている。その種の言葉の使用は避け、物象や人間や自分自身の描写、つまり事実の忠実な描写だけにとどめたほうがよい。」
---自分で日記を書くときのルールとして参考にしている。どうしても「~したいと思う/しなければならない」とか「楽しかった/悲しかった」とかを書きがちだ。しかし、こういった書いてる時点での心境は書くべきではない。書くとしんどくなって続けられなくなるからである。根本的な問題として、日記に書く時点で出来事と考えていることに時間的なズレが生じるのは避けようがない。だから日記に書くときにあの時どう思っていたっけ?と思い出す必要が生じる。ちょっとしたことではあるのだが、この工程は何度も繰り返される。その負担が日記を書く手を止めてしまうのだ。さらに感情を記述していくと感情を揺さぶった要因を優先的に記述することになる。ある人に嫌がらせを受けたら、その人に関する愚痴のみで紙面はうめつくされるだろう。他の面など見ようともせず、もし良い点を見つけたとしても、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い原理で全て感情に結びつけて書くようになってしまう。だから感情を記述するべきではないのだ。ある程度器用になったら挑戦してみるのもありかもしれないが、僕はまだそういった芸当はできない。
---見聞きしたことと実行したことを書き連ねれば思考はシミュレートできるし、事態が済んだ後で冷静な目線でいきさつを追うことができる。客観視のためのトレーニングに繋がるのだ。


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS