カピバラ
河辺にある開けた草原から熱帯雨林など様々な環境に生息する。性格は非常に穏やかで、人間になつくことからペットとしても人気がある。 2 - 200ヘクタールの行動圏内で生活するが、通常は10 - 20ヘクタールの行動圏内で生活する。 行動圏は重複することもあり、乾季には特にその傾向が強く2つ以上の群れが同じ場所で採食を行うこともある。 雨季には優位のオスと1頭から複数頭のメス・複数頭の幼獣・劣位の複数頭のオスからなる成獣が平均10頭の群れを形成するが、40頭に達する群れを形成することもある。 乾季には少なくなった水場にこれらの群れが集まり、約100頭に達することもある。 群れの構成は主な個体は変動が少なく閉鎖的で、単独のオスが群れに加わろうとすると群れにいるオスによって排除される。 一方で劣位のオスは変動的に群れへ合流・離脱を繰り返す。昼間は水中で休み、午後遅くから夕方に採食を行う。夜間は休息と採食を交互に行う。 群れを成して泳ぎ、捕食動物から身を隠すために5分以上もの潜水ができる。鼻先だけを水上に出して眠ることもある。 危険を感じた個体は鳴き声をあげ、それを聞いた他の個体は立ちあがるか水中へ逃げる。逃げる際には幼獣を成獣が取り囲んで防衛する。 食性は植物食で、水中や水辺にあるイネ科の植物などを食べる。幼獣の捕食者はイヌ科の構成種、コンドル類、ワニ類が挙げられる。